市場
予報
ユーロドルは方向感のない展開 ユーロ圏の景気への不安感が根強い=NY為替
きょうのユーロドルは方向感のない展開を続けており、パリティ(1.00ドル)付近での一進一退が続いている。1.00ドル台に入ると、戻り売り圧力が強まる一方で下値では、ECBがタカ派姿勢を強める中、ショートカバーも出るようだ。 ただ、ユーロ圏の景気への不安感が根強く、上値での戻り待ちの売りを推奨する向きは多い。ユーロ圏はエネルギー高騰の影響によるインフレの持続的な上昇、ECBのタカ派姿勢の明確化、外需の弱体化の中で、深刻かつ長期的なリセッション(景気後退)に陥る可能性があるという。今年10-12月期から来年の4-6月期にかけて、ユーロ圏はリセッションに陥り、実質GDPがピーク時から1.7%ポイント縮小すると予想しているようだ。 その後はU字型の回復が見込まれるが、インフレは引き続き高水準のまま推移し、ユーロ圏のインフレは10-12月期に総合指数で9.3%、コアインフレで4.4%でピークに達すると予想している。EUR/USD 0.9993 EUR/JPY 143.40 EUR/GBP 0.8704MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
テクニカルポイント ドルカナダ、買われ過ぎ状態は解消も、21日線がサポート
テクニカルポイント ドルカナダ、買われ過ぎ状態は解消も、21日線がサポート1.3968 ボリンジャーバンド 2σ上限(21日間)1.3819 エンベロープ1%上限(10日間)1.3746 現値1.3683 10日移動平均1.3671 一目均衡表・転換線1.3546 エンベロープ1%下限(10日間)1.3468 21日移動平均1.3396 一目均衡表・基準線1.3016 100日移動平均1.3010 一目均衡表・雲(上限)1.2976 一目均衡表・雲(下限)1.2968 ボリンジャーバンド 2σ下限(21日間)1.2854 200日移動平均 ドルカナダは9月の強い上昇トレンドは一服している。RSI(14日)は70超の買われ過ぎ状態を解消し、現在は64.5となっている。中立水準50は引き続き上回っており、買いバイアス自体は健在だ。21日線が1.3468レベルに上昇してきており、サポート水準として注目される。目先は10日線1.3683を上回る水準で推移しており、短期的なサポート水準として10日線も参照されやすい。
ポンド安による貿易競争力の優位性を賃金急上昇が相殺=NY為替
きょうのポンドは売りが目立っており、対ドルでは1.14ドル台に再び下落している。一部からは、英国の貿易競争力が低下するにつれて、ポンドはさらなる下落に直面し、対ユーロでも下落との見方が出ている。 今年のポンドは対ドルで15%下落したことで英輸出品が有利になっているが、貿易相手国に対する競争力はほとんど向上していないという。ポンドの名目為替レートの下落により、英国は貿易の競争上の優位性を獲得しているが、英賃金コストが、世界の他の地域と比較して、急速に上昇したため、その優位性が相殺されてしまっているという。 その点からポンドは過大評価されており、更なる軟化を予想。ポンドドルは来年第1四半期には1.04ドルまでの下げも想定されるとしている。GBP/USD 1.1468 GBP/JPY 164.66 EUR/GBP 0.8714MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
しつこいサービス業のインフレがFRBの頭痛の種=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル円は143円台半ばでの推移を続けている。きょうのドル円は方向感のない展開となり、143円台で上下動している。朝方に複数の米経済指標が公表されたが、全体的にまちまちの内容。小売売上高と米新規失業保険申請件数は予想よりも良好だったものの、輸入物価の下落幅は予想よりも小さかった。製造業の景況感指数はいずれもマイナス。米個人消費はなお持ちこたえていることを示唆している一方、インフレに対する懸念は軽減されていない。 しつこいサービス業のインフレがFRBの頭痛の種との見方が出ている。今週発表の8月の米消費者物価指数(CPI)は総合指数で8.3%と2カ月連続の低下となったものの、予想は上回り、市場の失望感は大きかった。市場は8%もしくはそれ以下を期待していた。一部からは、米経済はサービス業のインフレがしつこく残り、年末の米CPIの総合指数は6%前後を維持するとの予想も出ている。それは当面、FRBの頭痛の種となり、インフレ目標2%の継続的な達成を困難にするという。 そのような中で、今回のFRBの利上げサイクルのターミナルレート(最終着地点)は4.00-4.50%の間で、2024年までは利下げはないと見ているようだ。USD/JPY 143.43 EUR/USD 1.0000 GBP/USD 1.1478MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ドル円は方向感なく143円台での上下動が続く=NY為替後半
NY時間の終盤に入ってもドル円は143円台での上下動が続いている。きょうのNY為替市場でドル円は方向感のない展開となっており、143円台で上下動。朝方に複数の米経済指標が公表されたが、全体的にまちまちの内容。小売売上高と米新規失業保険申請件数は予想よりも良好だったものの、輸入物価の下落幅は予想よりも小さかった。製造業の景況感指数はいずれもマイナス。米個人消費はなお持ちこたえていることを示唆している一方、インフレに対する懸念は軽減されていない。 市場からは、ドル円は日銀のレートチェックや為替介入への警戒感で予想よりも時間がかかるかもしれないが、最終的に147円以上まで上昇するとの見方が出ている。日本と海外の金利差拡大や、日本の家計が外貨預金を積み始めていることなど、いくつかの重要な要因がさらなる円安をもたらす可能性があると指摘。 現在の円安はファンダメンタルズに沿ったものであり、レートチェックや実際の介入をもってしても、円安の流れが変わることはないという。 ユーロドルも方向感のない展開を続けており、パリティ(1.00ドル)付近で一進一退。1.00ドル台に入ると、戻り売り圧力が強まる一方で下値では、ECBがタカ派姿勢を強める中、ショートカバーも出るようだ。 ただ、ユーロ圏の景気への不安感が根強く、上値での戻り待ちの売りを推奨する向きは多い。ユーロ圏はエネルギー高騰の影響によるインフレの持続的な上昇、ECBのタカ派姿勢の明確化、外需の弱体化の中で、深刻かつ長期的なリセッション(景気後退)に陥る可能性があるという。今年10-12月期から来年の4-6月期にかけて、ユーロ圏はリセッションに陥り、実質GDPがピーク時から1.7%ポイント縮小すると予想しているようだ。 その後はU字型の回復が見込まれるが、インフレは引き続き高水準のまま推移し、ユーロ圏のインフレは10-12月期に総合指数で...
ドル円理論価格 1ドル=145.22円(前日比+1.02円)
ドル円理論価格 1ドル=145.22円(前日比+1.02円)割高ゾーン:146.13より上現値:145.12割安ゾーン:144.31より下過去5営業日の理論価格2022/10/06 144.202022/10/05 143.262022/10/04 142.572022/10/03 144.932022/09/30 145.50(注)ドル円理論価格とは?Klugチームが独自に開発したシグナルです。金利差、リスク許容度など様々な要素を勘案し、コンピュータで自動的に計算しています。理論価格を上回れば割高、下回れば割安と判断します。行き過ぎた相場は振り子のように修正されるため、押し目買い、戻り売りのメドを探す上で参考になります。
NY時間に伝わった発言・ニュース
※経済指標【米国】ニューヨーク連銀製造業景気指数(9月)21:30結果 -1.5予想 -13.0 前回 -31.3小売売上高(8月)21:30結果 0.3%予想 -0.1% 前回 -0.4%(0.0%から修正)(前月比)結果 -0.3%予想 0.0% 前回 0.4%(コア・前月比)フィラデルフィア連銀景況指数(9月)21:30結果 -9.9予想 2.4 前回 6.2輸入物価指数(8月)21:30結果 -1.0%予想 -1.2% 前回 -1.5%(-1.4%から修正)(前月比)結果 7.8%予想 7.7% 前回 8.7%(8.8%から修正)(前年比)輸出物価指数(8月)21:30結果 -1.6%予想 -1.2% 前回 -3.7%(-3.3%から修正)(前月比)新規失業保険申請件数(09/04 - 09/10)21:30結果 21.3万件予想 22.6万件 前回 21.8万件(22.2万件から修正)(前週比)鉱工業生産指数(8月)22:15結果 -0.2%予想 0.3% 前回 0.5%(0.6%から修正)設備稼働率結果 80.0%予想 80.4% 前回 80.2%(80.3%から修正)企業在庫(7月)23:00結果 0.6%予想 0.7% 前回 1.4%(前月比)※発言・ニュース独経済相、中国に対する甘い姿勢は終わった ドイツでG7貿易相会合が開催され、閉幕後の会見で、議長国ドイツのハーベック経済・気候保護相は、「中国に対する甘い姿勢は終わった」と述べ、より厳格な通商政策で臨むと強調した。プーチン大統領 ロシアのプーチン大統領はウクライナ侵攻後で初めて中国の習近平国家主席と直接会談し、侵攻を巡る中国の疑問と懸念を理解していると冒頭で語った。プーチン大統領は、ウクライナ危機について中国の友人たちが示すバランスの取れた姿勢をたたえる一方、米国とその衛星国による台湾海峡での挑発を非難...
15日の為替市場の四本値(ポンド円・豪ドル円・カナダ円)
ポンド円 豪ドル円 カナダドル円始値 165.19 96.61 108.68高値 165.74 97.13 109.17安値 164.48 96.10 108.38終値 164.58 96.18 108.50
15日の為替市場の四本値(ドル円・ユーロドル・ユーロ円)
ドル円 ユーロドル ユーロ円始値 143.08 0.9981 142.69高値 143.80 1.0018 143.68安値 142.80 0.9956 142.57終値 143.52 1.0001 143.53
ドル円144.55近辺、ユーロドル0.9905近辺=ロンドン為替
ドル円144.55近辺、ユーロドル0.9905近辺=ロンドン為替 ロンドン朝方、東京市場からの揉み合いが続く中で、ドル円は144.55近辺、ユーロドルは0.9905近辺で推移している。米雇用統計発表を明日に控えて、東京市場では目新しい材料は出てこなかった。ドル円は144.39-144.70レンジ、ユーロドルは0.9927-0.9975レンジ。ドル円はレンジ半ば、ユーロドルはレンジ高値圏からやや調整の動きとなっている。USD/JPY 144.55 EUR/USD 0.9906
【本日の見通し】ドル円は方向感の出にくい展開か
【本日の見通し】ドル円は方向感の出にくい展開か 前日の海外市場では、ドル円はおおむね143円台での振幅となり、目立った方向感は出なかった。 前日の米経済指標は、8月の米小売売上高は総合は予想から上振れしたものの、コアは下振れするなどまちまちの結果となった。米新規失業保険申請件数は予想よりも良好だった。9月のニューヨーク連銀製造業景気指数は予想を上回ったものの、9月のフィラデルフィア連銀景況指数は予想を下回るなど、こちらもまちまちの結果となった。 ユーロドルは米経済指標の発表後に1.0018近辺まで上昇したものの、その後は下げに転じて0.9980台まで軟化するなど方向感が出にくい展開となった。今日は1.0000ドルの節目付近での振幅となりそうだ。 来週は数多くの中央銀行による会合が控えている。米連邦公開市場委員会(FOMC)に加えて、日銀金融政策決定会合、スイス中銀、英中銀(BOE)の金融政策委員会が開催される。また、週明けの19日は英国、カナダ、日本が祝日で休場となる。 こうした中、今日のドル円は143円台を中心に方向性の出にくい展開が見込まれる。 今日は18時に8月のユーロ圏消費者物価指数確報値、23時に9月のミシガン大学消費者信頼感指数速報値の発表などがある。 MINKABU PRESS
東京市場 ピボット分析(主要国通貨)
東京市場 ピボット分析(主要国通貨)ピボット分析ドル円終値143.52 高値143.80 安値142.80144.95 ハイブレイク144.37 抵抗2143.95 抵抗1143.37 ピボット142.95 支持1142.37 支持2141.95 ローブレイクユーロドル終値1.0001 高値1.0018 安値0.99561.0089 ハイブレイク1.0054 抵抗21.0027 抵抗10.9992 ピボット0.9965 支持10.9930 支持20.9903 ローブレイクポンドドル終値1.1467 高値1.1549 安値1.14621.1610 ハイブレイク1.1580 抵抗21.1523 抵抗11.1493 ピボット1.1436 支持11.1406 支持21.1349 ローブレイクドルスイス終値0.9617 高値0.9642 安値0.95570.9739 ハイブレイク0.9690 抵抗20.9654 抵抗10.9605 ピボット0.9569 支持10.9520 支持20.9484 ローブレイク
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