ドル円136.80円台まで上昇、日本株高や黒田総裁の発言受け円売り強まる日経平均が400円超上昇していることを受けたリスク選好の動きに加え、黒田日銀総裁の「必要ならば躊躇なく追加緩和を講じる」との発言を受け、円売りが加速している。ドル円は136.20円台から136.85円まで上昇。6月30日の高値を抜き、6月29日につけた137.00円ちょうどに迫る。

中国人民銀行　人民元中心レート　1ドル＝6.6960元（前日比-0.0138）過去5営業日の推移22/07/08　　6.709822/07/07　　6.714322/07/06　　6.724622/07/05　　6.698622/07/04　　6.7071

ドル円上昇止まらず、ユーロドルでもドル高＝東京為替　黒田総裁の必要であれば追加緩和発言などを受けたドル買い円売りに、ドル円は137円台にしっかり乗せて上昇。ユーロドルは1.0130台まで。先週末1.00台を付けた後1.02近くまで買い戻しも、週明けは再びドル買い、ドル円の上昇もユーロドルでのドル買いに寄与。USDJPY 137.19

再びドル円137円台乗せ、日銀総裁の「必要ならば追加緩和」発言で円売り加速日本株高を受けたリスク選好の動きに加え、黒田日銀総裁が必要ならば追加緩和を講じると発言したことで円売りが加速。ドル円は6月29日以来となる137円台乗せ。137.07円まで上昇し、1998年9月以来の高値をつけている。

　USD/JPY　EUR/USD　EUR/JPY　GBP/USD 1WK　10.86　11.15　12.66　11.97 1MO　12.11　11.20　13.87　11.78 3MO　11.56　10.46　13.31　11.18 6MO　11.23　10.15　12.97　11.01 9MO　10.94　9.99　12.77　10.92 1YR　10.76　9.87　12.63　10.84 　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　GBP/JPY　AUD/USD　USD/CHF 1WK　12.19　13.18　9.12 1MO　13.83　13.12　9.20 3MO　13.63　12.58　9.05 6MO　13.45　12.48　9.09 9MO　13.30　12.40　9.07 1YR　13.21　12.39　9.05 東京時間10:41現在　参考値 」ドル円は雇用統計というイベントをクリアも円安進行で高め推移が続く展開に

　東京午前のドル円は１３７円２８銭前後まで一時上値を伸ばした。先週末に発表された米雇用統計の好結果を受けて１３６円台に上昇したドル円。その後の調整局面が限定的なものにとどまり、１３６円１０銭台で週明け朝の取引をスタート。朝方は１３６円ちょうどを挟んでのもみ合いも、東京勢が本格参加してくるとドル買い円売りの勢いが強まった。　週末の参議院選挙で与党が大勝したことを好感して、日本株が朝から堅調。日経平均の前場引けは２６９．８１円高に。この結果を受けたリスク選好の円売りがドル円を押し上げる形で１３７円台を付けた。１３７円を超えるとストップロス注文を巻き込んでもう一段の買いとなり１３７円２８銭前後まで。その後は少し調整も高値圏推移に。　ユーロドルは朝の１．０１８０台から１．０１３０台までユーロ売りドル買いが進んだ。ドル円の力強いドル買い円売りの動きにドル全般に買いが入った。円売りの勢いが強いこともあり、対円では朝の１３８円台前半から１３９円台まで。　　日経平均は３日続伸。前引けでは前営業日比２６９．８１円高の２万６７８７．００円となった。　午前１１時５６分現在では、ドル円は１ドル＝１３６．９８円、ユーロドルは１ユーロ＝１．０１４７ドル、ユーロ円は１ユーロ＝１３８．９９円、ポンド円は１ポンド＝１６４．１９円、豪ドル円は１豪ドル＝９３．４７円、ＮＺドル円は１ＮＺドル＝８４．５２円、スイス円は１スイスフラン＝１３９．９８円、カナダ円は１カナダドル＝１０５．５４円付近で推移している。　　MINKABU PRESS

【本日の見通し】米雇用統計次第　21時半に米国の雇用統計が発表される。市場予想は非農業部門雇用者数が+26.4万人。失業率が3.6％。前回の+39万人に比べると増加幅は減少。もっとも、前回時点で雇用者数はパンデミック前と比べて82万人少ない程度まで戻ってきており、アフターコロナ下での押上効果が後退していることを考えるとしっかりした水準。　ただ、直近のISM製造業、非製造業景気指数の雇用部門はともに47台と好悪判断の境となる50を割り込んでおり、企業の雇用への見方はかなり慎重。　予想を下回る可能性が十分にあるだけに、結果次第ではドル売り円買いが広がる可能性。　ユーロドルは昨日海外市場で一時1.02台を回復も上値の重い展開。下方向のリスクが意識される展開。雇用統計の結果次第ではパリティ（1ユーロ=1ドル）が意識される展開に。MINKABU PRESS 山岡和雅　

【本日の見通し】米雇用統計次第　21時半に米国の雇用統計が発表される。市場予想は非農業部門雇用者数が+26.4万人。失業率が3.6％。前回の+39万人に比べると増加幅は減少。もっとも、前回時点で雇用者数はパンデミック前と比べて82万人少ない程度まで戻ってきており、アフターコロナ下での押上効果が後退していることを考えるとしっかりした水準。　ただ、直近のISM製造業、非製造業景気指数の雇用部門はともに47台と好悪判断の境となる50を割り込んでおり、企業の雇用への見方はかなり慎重。　予想を下回る可能性が十分にあるだけに、結果次第ではドル売り円買いが広がる可能性。　ユーロドルは昨日海外市場で一時1.02台を回復も上値の重い展開。下方向のリスクが意識される展開。雇用統計の結果次第ではパリティ（1ユーロ=1ドル）が意識される展開に。MINKABU PRESS 山岡和雅　

【本日の見通し】米雇用統計次第　21時半に米国の雇用統計が発表される。市場予想は非農業部門雇用者数が+26.4万人。失業率が3.6％。前回の+39万人に比べると増加幅は減少。もっとも、前回時点で雇用者数はパンデミック前と比べて82万人少ない程度まで戻ってきており、アフターコロナ下での押上効果が後退していることを考えるとしっかりした水準。　ただ、直近のISM製造業、非製造業景気指数の雇用部門はともに47台と好悪判断の境となる50を割り込んでおり、企業の雇用への見方はかなり慎重。　予想を下回る可能性が十分にあるだけに、結果次第ではドル売り円買いが広がる可能性。　ユーロドルは昨日海外市場で一時1.02台を回復も上値の重い展開。下方向のリスクが意識される展開。雇用統計の結果次第ではパリティ（1ユーロ=1ドル）が意識される展開に。MINKABU PRESS 山岡和雅　

通貨オプション　リスクリバーサル　ドル円　　1.21-1.58　　円コールオーバーユーロ円　　2.36-2.78　　円コールオーバーポンド円　　2.41-3.01　　円コールオーバー※リスクリバーサルとは同じ権利行使期日、取引金額、25％デルタのコールとプットを反対売買したときの差額をあらわしたもの。理論上はコールとプットの価格は一致するが、実際のマーケットでは通貨の需給に偏りがあるため、差額が生じる。

16:00　トルコ予想インフレ翌12カ月（7月）17:00　ビスコ伊中銀総裁、イベント参加19:00　ミュラー・エストニア中銀総裁、講演20:55　ラガルドECB総裁、講演9日0:00　ウイリアムズNY連銀総裁、NY連銀主催イベントで講演（質疑応答あり）1:00　ロシア消費者物価指数（6月）1:45　ビルロワドガロー仏中銀総裁、会議出席9日（土）中国消費者物価指数・生産者物価指数（6月）シュナーベルECB理事、講演10日（日）参院選投開票ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁、講演※予定は変更されることがあります。

ドル円は安倍首相銃撃報道などで円買いに=東京為替概況　ドル円は雇用統計を控えて朝方は様子見ムードが強く、136円ちょうど前後での推移が続いた。昼前に安倍首相が撃たれたとのNHK報道が入りリスク警戒の円買いに。135円60銭前後まで急落した後、少し値を戻したが、心肺停止との報道に警戒感がさらに強まり、135円34銭まで。　その後は戻すも135円70銭台まで。大きな事件であるが、相場への影響は不透明なだけに、やや様子ムードが広がっていた。　138円台半ばでの推移となっていたユーロ円はドル円の下げに合わせて137円50銭前後まで。その後は137円台での推移が続き、こちらもリスク警戒を意識する動きに。前場大きく上げた日経平均が、事件報道で先物が売られ（東京株式市場は昼休憩時間）、さらに後場も上げ幅を縮める動きを見せたことで円買いの動きに。　93円台での推移となっていた豪ドル円が92円30銭台を付けるなど、クロス円は軒並みの円買いに。　ユーロドルは朝の1.0190台から1.0140台まで。リスク警戒の動きがドル買い円買いとなり、上値の重い展開に。MINKABU PRESS 山岡和雅