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円売り歯止めかからず、ユーロ円は2015年8月以来の高値 ドル円127.80円台まで
円売り歯止めかからず、ユーロ円は2015年8月以来の高値 ドル円127.80円台まで鈴木財務相などの円安牽制発言相次ぐものの、円売りに歯止めがかかっていない状態。ドル円は127.81円まで上昇、約20年ぶり高値をつけており、このまま130円を目指す勢い。ユーロ円は137.66円と2015年8月以来の高値。ポンド円は166.07円と2016年2月以来の高値をつけている。
本日の予定【経済指標】
【日本】設備稼働率(2月)13:30予想 N/A 前回 -3.2%(前月比) 鉱工業生産・確報値(2月)13:30予想 N/A 前回 0.1%(前月比) 予想 N/A 前回 0.2%(前年比) 【カナダ】住宅着工件数(3月)21:15 予想 25.0万件 前回 24.73万件【米国】住宅建築許可件数(3月)21:30 予想 182.9万件 前回 186.5万件住宅着工件数(3月)21:30 予想 174.1万件 前回 176.9万件※予定は変更することがあります
本日の予定【発言・イベント】
10:30 豪中銀議事録(4月5日開催分)16:20 インドネシア中銀政策金利21:00 フローデン・スウェーデン中銀副総裁、講演20日1:05 エバンス・シカゴ連銀総裁、講演(質疑応答あり)1:30 ジョルダン・スイス中銀総裁、講演IMF世界経済見通し公表米主要企業決算ネットフリックス、J&J、IBM、トラベラーズ、ハリバートン※予定は変更することがあります
ユーロドルは下向きの流れが続く 1.08ドル台は維持できず=NY為替
ドル買いが根強い中でユーロドルは下向きの流れが続いており、再び1.07ドル台に値を落としている。先週はECB理事会を受けて一時1.0760ドル付近まで下落していた。1.07ドル台に入ると押し目買いも見られ、1.08ドル台に戻す場面も見られていたが、戻り待ちの売り圧力も強く、維持できていない。 ECBは先週の理事会で7-9月期(第3四半期)での資産購入終了に再言及した。これを巡って様々な意見が出ている。7月に終了との見方や、9月に終了し、直ぐに大幅利上げとの主張も出ている模様。ラガルド総裁は会見で、利上げは資産購入終了後に早ければ1週間後に実施する可能性に言及していた。7月利上げ説もまだ残っている状況。なお、8月は理事会は予定されていない。 先週のECB理事会後よりはタカ派な雰囲気が漂っているものの、市場にはユーロを買い戻そうという機運はないようだ。いずれにしても、FRBとの金融格差は拡大の方向と見ているものと思われる。EUR/USD 1.0773 EUR/JPY 136.67 EUR/GBP 0.8282MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ルーブル決済へ移行加速を プーチン大統領が指示
ロシアのプーチン大統領は、天然ガス以外のロシアの輸出品についても取引代金をルーブルで決済するシステムへの移行を加速するよう指示した。タス通信などによるとプーチン大統領は、ウクライナ侵攻を理由に欧米などがロシアに科した制裁がロシア企業の活動に制約を与え、輸出入における代金の支払いなどに悪影響が出ていると指摘。自国企業を最大限支援するよう求めた。 プーチン氏は3月31日、日米欧など非友好国に指定した国や地域に対し、ロシア産天然ガスの取引代金をルーブルで支払うよう命じる大統領令に署名している。
ポンドドルも上値重い 週末に英小売売上高と英PMI速報値の発表=NY為替
依然としてドル買い優勢の展開が続く中で、ポンドドルも上値が重く、1.30ドル割れを試す展開が続いている。いまのところ1.30ドルの水準は強いサポートとして意識されているようだが、英中銀が慎重姿勢を見せる中でポンドの上値は重そうだ。 ポンド自体の材料は少なく、FRBやウクライナ情勢に左右される展開となっているが、今週は22日金曜日に英小売売上高と4月の英PMI速報値の発表が予定されている。英小売売上高は販売量べースの統計だが、物価高騰で英消費者の生活費高騰が問題化する中で消費量の落ち込みが予想されており、2カ月連続で前月比減少が見込まれている。英PMI速報値もサービス業中心に低下が予想されている状況。 先週発表の英消費者物価指数(CPI)は総合指数で前年比7.0%まで高インフレが進んでいる。4月以降はエネルギー価格が50%超高騰していることもあり、前年比9.0%まで上昇するとの見通しも出ている状況。ただ、英中銀は5月の利上げで、しばらく利上げを見送るとの見方も出ており、今週の数字はそれを裏付ける可能性もありそうだ。GBP/USD 1.3008 GBP/JPY 165.14 EUR/GBP 0.8288MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ドル円は127円手前まで上げ幅拡大 FRBは困難な課題に直面=NY為替
NY時間の午後に入ってドル円は上値追いが続いており、127円手前まで上げ幅を拡大している。東京時間に黒田日銀総裁が衆院の委員会で「非常に大きな円安とか、急速な円安の場合はマイナスが大きくなる」と述べたことに敏感に反応し、円高に振れる場面も見られた。しかし、一時的な反応に留まっている。きょうも米国債利回りが上昇する中、ドル円はドル高にサポートされ、127円台をうかがう動きを見せている。 FRBによる積極引き締めへの警戒感は根強い。今週はパウエルFRB議長がIMF主催のパネルに参加するが、そこで0.50%の大幅利上げへの可能性を強調すると見られている。 FRBは失業率を大幅に上昇させることなく、インフレを大幅に低下させるという、これまで達成できなかったことに着手している。旺盛な需要を減速させるような適切な利上げを行えば、それが可能であるとFRBは考えているようだが、イエレン米財務長官でさえも、失敗のリスクはあると見ているようだ。FRBの前議長だったイエレン長官は先週、ワシントンで行ったパブリックコメントで、「技術も必要だが、幸運も必要だ」と述べていた。確かに過去80年間、FRBは景気後退を引き起こすことなく、インフレを4%ポイントも引き下げたことはない。 FRBが経済を安全に軟着陸させるためには、労働市場が鍵になる。現在、失業率は3.6%と異常に低く、労働者に対する需要はひっ迫している。企業は何百万人分もの求人広告を掲載しているが、FRB幹部はこのような人材への需要を抑制し、雇用主が既存の労働者を解雇することなく、景気後退なしにインフレを抑制することができると言っている。不況にならずにインフレを抑える、いわゆるソフトランディングだが、パウエル議長は先月、「現在の状況下でソフトランディングが簡単には実現するとは誰も思っていない。FRBは困難な課題に直面している」とも述べていた。...
ドル高にサポートされ、ドル円は127円台をうかがう動き=NY為替前半
週明けもドル円は上値追いが続いており、126円台後半まで上げ幅を広げている。東京時間に黒田日銀総裁が衆院の委員会で「非常に大きな円安とか、急速な円安の場合はマイナスが大きくなる」と述べたことに敏感に反応し、円高に振れる場面も見られた。しかし、一時的な反応に留まっている。きょうも米国債利回りが上昇する中、ドル円はドル高にサポートされ、127円台をうかがう動きを見せている。 FRBによる積極引き締めへの警戒感は根強い。今週はパウエルFRB議長がIMF主催のパネルに参加するが、そこで0.50%の大幅利上げへの可能性を強調すると見られている。FOMCメンバーは来週から、5月3-4日のFOMCを前に、各自が発言を控えるブラックアウト期間に入る。今週のIMFのイベントはその前の最後の発言の機会となる。議長はすでに大幅利上げの可能性に言及しており、市場も織り込んでいるが、その内容は注目される。 米大手銀から、FRBの引き締めは景気後退の可能性を高めるとの指摘が出ている。現在の力強い米経済のモメンタムが短期的なリスクを相殺しているにもかかわらず、引き締めは米景気後退を引き起こす確率を高めるという。今後1年間の景気後退の確率を約15%、今後2年間では35%と見ているようだ。 ただし、企業のバランスシートの強さは、仮に景気後退が起こったとしても、より穏やかなものになることを示唆しているとも指摘。労働市場が悪化したとしても、それが悪循環に陥る可能性が低いからだとしている。 ドル買いが根強い中でユーロドルは下向きの流れが続いており、再び1.07ドル台に値を落としている。先週はECB理事会を受けて一時1.0760ドル付近まで下落していた。1.07ドル台に入ると押し目買いも見られ、1.08ドル台に戻す場面も見られていたが、戻り待ちの売り圧力も強く、維持できていない。 ECBは先週の理事会で7-9月期...
18日の為替市場の四本値(ポンド円・豪ドル円・カナダ円)
ポンド円 豪ドル円 カナダドル円始値 165.07 93.66 100.25高値 165.43 93.72 100.72安値 164.65 93.08 99.97終値 165.28 93.33 100.65
18日の為替市場の四本値(ドル円・ユーロドル・ユーロ円)
ドル円 ユーロドル ユーロ円始値 126.48 1.0811 136.68高値 127.00 1.0822 137.03安値 126.25 1.0770 136.46終値 126.99 1.0782 136.93
終了間際に127円ちょうどを付ける=NY為替速報
NY時間の午後5時の終了間際にドル円は127円ちょうどを付けた。2002年5月以来。USD/JPY 126.98MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
NY時間に伝わった発言・ニュース
※経済指標NAHB住宅市場指数(4月)23:00結果 77予想 77 前回 79 ※発言・ニュース世界銀行、今年の世界成長予想を下方修正 世界銀行は今年の世界成長率の予想を下方修正した。ロシアのウクライナ侵攻が理由。マルパス総裁は会見で、2022年の世界成長率予想を3.2%と、1月時点予想の4.1%から下方修正したと述べた。総裁は、ロシアとウクライナが含まれる欧州・中央アジアの見通し引き下げが全体の下方修正につながったと説明した。
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- 19/04/2022ドル円 ユーロドル ユーロ円...
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