市場
予報
次第にカナダドルは買い優勢に マクレム総裁は中立金利への上昇を見込む=NY為替
この日はカナダ中銀の政策発表が行われたが、0.50%の大幅利上げと4月25日での国債購入の停止を発表した。大方予想範囲内として市場の反応は限定的だったが、ドル売りが強まり出す中でカナダドルは徐々に買いの動きを強めている。 先ほどマクレム・カナダ中銀総裁の会見が伝わり、「政策金利は中立金利への上昇を見込む」と述べていた。カナダ中銀は中立金利の水準を2ー3%を想定している。マクレム・カナダ中銀総裁・中立金利への上昇を見込む・物価上昇圧力の拡大を懸念。・中立は2ー3%と予想。・インフレが急速に緩やかになれば、一時停止も起こりうる。・金利が中立金利を上回る必要がある可能性も。USD/CAD 1.2598 CAD/JPY 99.75MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
市場はドル以外のG10通貨を増やしているとの指摘も=NY為替
NY時間の終盤に入ってNY為替市場はドル売りの動きを一服させている。ただ、買い戻す動きまでは見られていない。きょうのドル円は一時126円台まで上昇し、20年ぶりの高値水準に上昇していたが、この日の米生産者物価指数(PPI)がインフレ懸念を強める内容となったものの、米国債利回りが低下しており、ドル円は125円台に下落している。一時125.40円近辺まで下落した。 米大手銀の調査によると、第1四半期の為替市場は大きく変動し、取引高も急増した。しかし、実は総ポジションはそれほど変わってはおらず、市場はそれほどは大きくないものの、ドル以外のG10通貨のポジションを増やしたという。ドルの強さを考慮すると、それは驚くべきことだと指摘している。USD/JPY 125.59 EUR/USD 1.0875 GBP/USD 1.3093MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ドル売りの動き一服も、ドル円は125円台での推移=NY為替後半
NY時間の終盤に入ってドル売りの動きは一服しているものの、ドル円は125円台での推移が続いている。きょうの為替市場はNY時間に入ってドルの戻り売りが優勢となり、ドル円も一時125.40円付近まで伸び悩んだ。きょうは一時126円台まで上昇し、20年ぶりの高値水準に上昇していた。この日発表の米生産者物価指数(PPI)は過去最高の上昇となり、インフレ懸念を強める内容となったものの、米国債利回りが低下し、ドル円を圧迫した。 米国債利回りが低下する特段の材料は見当たらないが、市場からは、FRBがインフレ対策にどこまで踏み込むかについて、市場は徐々に積極的な動きを控え始めているとの声も聞かれる。前日の米消費者物価指数(CPI)でコア指数の前月比の伸びが緩んだことで、インフレ圧力はそろそろピークアウトの予兆も出ているとの見方も出ている。特に政策金利に敏感な米2年債利回りが大きく低下しており、市場はFRBの積極引き締めを期待した動きを一服させているとの指摘もきかれた。 イールドカーブも今月初めに見られた景気後退を予兆する逆イールドが解消している。金利上昇へのレジームシフトのシナリオは出尽くし、利上げサイクルのターミナル・レート(最終地点)は、以前考えられていたより低くなるかもしれないとの見方も出ているようだ。そうなるとドル買いも今後、一服してくる可能性が高まってくる。 ユーロドルは3月に付けた直近安値1.08ドルちょうどを試す動きも見られていたが、NY時間に入って1.08ドル台後半まで買い戻されている。明日はECB理事会が予定されている。ウクライナ情勢によるユーロ圏経済への影響に不確実性が強まる中で、今回は政策自体に大きな変更はないもの見られている。しかし、市場では今後の引き締めのシグナルをさらに発信すると見られている。ECBは資産購入プロフラム(APP)の終了時期をより具体的に示し、恐...
イエレン財務長官が中国に警告、ロシアとの関係で-経済的影響を示唆
イエレン米財務長官は中国に対し、ロシアとの連携に関して厳しい警告を発した。ロシアのウクライナ侵攻に対する中国のアプローチ次第では、国際社会から経済的影響がもたらされることもあり得ると示唆した。 イエレン長官は「中国は最近、ロシアとの特別な関係を再確認した」と指摘。「中国がこの関係を有益なものにし、戦争終結に寄与することを私は強く望んでいる」と述べた。「この先、安全保障を含む全般的な国益を考慮する上で、経済的問題を切り離すことはますます難しくなるだろう」とも語った。
13日の為替市場の四本値(ポンド円・豪ドル円・カナダ円)
ポンド円 豪ドル円 カナダドル円始値 163.00 93.47 99.18高値 164.85 93.87 100.04安値 162.97 93.02 99.13終値 164.79 93.66 99.92
13日の為替市場の四本値(ドル円・ユーロドル・ユーロ円)
ドル円 ユーロドル ユーロ円始値 125.38 1.0828 135.75高値 126.32 1.0894 136.88安値 125.35 1.0809 135.70終値 125.62 1.0888 136.71
NY時間に伝わった発言・ニュース
※経済指標【米国】MBA住宅ローン申請指数(04/02 - 04/08)20:00結果 -1.3%予想 N/A 前回 -6.3%(前週比)生産者物価指数(3月)21:30結果 1.4%予想 1.1% 前回 0.9%(0.8%から修正)(前月比)結果 11.2%予想 10.6% 前回 10.3%(10.0%から修正)(前年比)結果 1.0%予想 0.5% 前回 0.4%(0.2%から修正)(コア・前月比)結果 9.2%予想 8.4% 前回 8.4%(コア・前年比)米週間石油在庫統計(バレル・前週比)23:30原油 +938.2万(4億2175万)ガソリン -364.8万(2億3314万)留出油 -290.2万(1億1140万)(クッシング地区)原油 +45万(2634万)*()は在庫総量【カナダ】カナダ中銀政策金利 23:00 結果 1.0%予想 1.0% 現行 0.5%※発言・ニュース米30年債入札結果最高落札利回り 2.815%(WI:2.806%)応札倍率 2.30倍(前回:2.46倍)カナダ中銀声明・4月25日に国債購入を停止。・追加利上げが必要との見解を示す。・インフレ期待が定着するリスクが高まっている。・2022年のインフレ見通しを5.3%に大幅上方修正。・インフレは2022年上期に平均6%見込む。・インフレは2023年に2.5%、2024年に2%目標に戻る。・向こう2年で保有国債の40%を放出。・GDPは2022年に4.25%、2023年に3.25%を見込む。・経済は過剰な需要期に移行。・利上げは需要を減速させる。マクレム・カナダ中銀総裁・中立金利への上昇を見込む・物価上昇圧力の拡大を懸念。・中立は2ー3%と予想。・インフレが急速に緩やかになれば、一時停止も起こりうる。・金利が中立金利を上回る必要がある可能性も。
朝のドル円は125円65銭前後、ロンドン市場で126円30銭台まで=東京為替
朝のドル円は125円65銭前後、ロンドン市場で126円30銭台まで=東京為替 昨日のロンドン市場で一時126円台を付けた後を受けてのドル円。黒田日銀総裁の緩和維持姿勢がドル買い円売りを誘い、ここ数日2015年の高値手前で上値が抑えられていたところから一気にドル買い円売りに。その後は米債利回りの低下もあって、ドル買いが一服し、一時125円30銭台まで。とはいえ、下がると買いが出る流れで、現水準前後まで回復。USDJPY 125.68
東京市場 ピボット分析(クロス円)
東京市場 ピボット分析(クロス円)ピボット分析ユーロ円終値136.71 高値136.88 安値135.70138.34 ハイブレイク137.61 抵抗2137.16 抵抗1136.43 ピボット135.98 支持1135.25 支持2134.80 ローブレイクポンド円終値164.79 高値164.85 安値162.97167.32 ハイブレイク166.08 抵抗2165.44 抵抗1164.20 ピボット163.56 支持1162.32 支持2161.68 ローブレイクスイス円終値134.49 高値135.43 安値134.34136.26 ハイブレイク135.84 抵抗2135.17 抵抗1134.75 ピボット134.08 支持1133.66 支持2132.99 ローブレイク豪ドル円終値93.66 高値93.87 安値93.0294.86 ハイブレイク94.37 抵抗294.01 抵抗193.52 ピボット93.16 支持192.67 支持292.31 ローブレイクNZドル円終値85.36 高値86.67 安値85.0288.00 ハイブレイク87.33 抵抗286.35 抵抗185.68 ピボット84.70 支持184.03 支持283.05 ローブレイクカナダドル円終値99.92 高値100.04 安値99.13101.17 ハイブレイク100.61 抵抗2100.26 抵抗199.70 ピボット99.35 支持198.79 支持298.44 ローブレイク
東京市場 ピボット分析(主要国通貨)
東京市場 ピボット分析(主要国通貨)ピボット分析ドル円終値125.62 高値126.32 安値125.35127.15 ハイブレイク126.73 抵抗2126.18 抵抗1125.76 ピボット125.21 支持1124.79 支持2124.24 ローブレイクユーロドル終値1.0888 高値1.0894 安値1.08091.1003 ハイブレイク1.0949 抵抗21.0918 抵抗11.0864 ピボット1.0833 支持11.0779 支持21.0748 ローブレイクポンドドル終値1.3117 高値1.3118 安値1.29741.3309 ハイブレイク1.3214 抵抗21.3165 抵抗11.3070 ピボット1.3021 支持11.2926 支持21.2877 ローブレイクドルスイス終値0.9341 高値0.9356 安値0.93140.9402 ハイブレイク0.9379 抵抗20.9360 抵抗10.9337 ピボット0.9318 支持10.9295 支持20.9276 ローブレイク
【本日の見通し】ドル高円安基調継続へ
【本日の見通し】ドル高円安基調継続へ 黒田日銀総裁による現在の強力な金融緩和を粘り強く続けるとの発言を受けて、ドル円はここ数日上値を抑えていた125円70銭台の高値を超え、2015年6月の高値125円86銭も超えて、126円30銭台まで上値を伸ばした。2002年5月以来約20年ぶりの高値圏。2002年は一時135円台を付けている。 その後、官房長官、財務相などから円安進行への警戒感が示されたことや、米債利回りの上昇が一服し、10年債が一時の2.78%台から2.65%前後を付ける中で、ドル売り円買いとなり、高値から1円近い調整に。 ただ下げた後はドル買いが入るなど地合いは堅調。 この流れを継続し、今日もドル買いの動きか。世界的な金融引き締めの動きが、かなり積極的に進む中で、強力な緩和を維持するという日銀の姿勢が円売りを誘っている。 ドル円は再びの126円台回復も視野に。ターゲットが難しいが来週にかけて128円程度までの動きは十分に見込めそう。ただ、日銀からの円安けん制が入ると一気の調整につながる可能性もあるだけに、動きに要注意。MINKABU PRESS 山岡和雅
【新興国通貨】午前中は上昇基調継続も、その後調整~メキシコペソ
【新興国通貨】午前中は上昇基調継続も、その後調整~メキシコペソ 13日の中南米市場は、比較的しっかりの動き。チリ中銀の前回会合の議事要旨が発表され、より大きな利上げが議論されたことが示されてチリペソの買いが強まり、全体を支えた。このところかいが目立っていたメキシコペソも朝までは堅調な地合いを見せ、ドルペソは一時19.74前後。先週末の20.18前後からの下げが続いた。今月4日以来の安値圏。その後は少し調整が入り19.84台まで買い戻しも、夕方に19.75台を付けるなどドル安ペソ高基調が継続。 ペソ円はドル円が126円30銭台を付ける中で6円39銭に迫る動きを見せた。その後はペソ買いの調整とドル円の調整で6円33銭割れまで。中南米夕方にかけてのペソ買いもあり6円35銭台で直近の推移。MXNJPY 6.355
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