週明け6日の中南米市場は、中南米通貨、株式ともに軟調地合いが目立った。米国の積極的な引き締め姿勢を受けて投資資金の米国への流入見通しが広がった。
ドルメキシコペソは中南米市場朝方までドル安ペソ高が優勢に。週末に行われた地方選挙において、ロペスオブラドール大統領率いる与党が優勢となり、これまで一つも持っていなかった知事の席のかなりの部分を確保したことなどがペソ買いに。
ドルペソは東京朝の1ドル=19.58ペソ前後からじりじりとドル売りペソ買いが進み、一時19.47ペソ前後まで。
もっともその後は中南米通貨全般の売りに押される形となり一気にドル買いペソ売りが進行。先週末中南米市場での高値を超えて19.62ペソ台までドル高ペソ安に。その後は少し調整も高値圏。
もっとも対円では円安の勢いが勝る展開。東京午後に1ペソ=6円68銭前後から6円74銭台まで上値を伸ばした。6円72銭台からペソ安局面で調整の場面も6円71銭割れまでにとどまりすぐに回復するなど、円安の勢いを感じさせる展開に。
USDMXN 19.573 MXNJPY 6.742