注目された米CPIは予想を上回る結果となり
物価のピークアウト見通しが後退。
3月からは低下した水準に発表直後は買い戻しの動きも見られた米株式市場が
その後下げ幅を広げ、ダウ平均が5日続落となったことを受けて
リスク警戒の動きが広がっている。
ドル円はCPI直後の130円80銭前後への上昇から129円台半ば割れまで値を落とし
その後130円ちょうど前後での推移に。
上値の重さが意識される展開となっており、下方向のリスクが大きいか。
米10年債利回りはCPI直後に3.07%台まで急騰も、
2.92%前後へ値を落とす動きを見せている。
12日の市場でも株安の動きが見込まれるところで、ドル円は129円台半ば割れを再び試すかどうかという展開を見込んでいる。
130円台半ばからが重くなるようだといったん調整ムードも。
MINKABU PRESS 山岡和雅