米消費者物価指数が21時半に発表される。ガソリン価格が7月と比べて大きく落ちたことから、全体の伸びは鈍化すると見込まれており、市場予想は前年比8.1%となっている(前回は8.5%)。予想前後の鈍化は織り込み済みで、今後の金融政策見通しにも反映されているとみられる。ただ、物価の鈍化が予想を超えてくると、来週の大幅利上げはともかく、その後の利上げ幅縮小期待が広がる形でドル売りとなる可能性。
一方、食品とエネルギーを除くコアは前回を超える伸びが見込まれている。コアの伸びが予想を超えると、大幅利上げ継続期待が強まる形でドル買いも、いずれにせよ結果次第という面が強く、発表までは様子見ムードが広がりそう。
MINKABU PRESS 山岡和雅