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このあと日本時間２３時に５月の米新築住宅販売件数が発表される。予想コンセンサスは年率換算で５９．３万件と前回までの減少が一服することが見込まれている。とはいえ、このところの住宅販売は減少傾向を鮮明にしており、ピークアウト感は否めない。ＦＲＢの積極利上げによる住宅ローン金利上昇と、インフレによる住宅価格高騰で消費者の住宅購入意欲は完全に抑制されていることが示されている。
新築住宅販売件数は完成件数を大きく下回っており、一戸建ての完成件数は今年に入ってから年率で１００万件を超える水準で推移している一方、新築住宅販売件数は直近で６０万件を割り込んでいる。これまで住宅価格の高騰にもかかわらず、在庫はひっ迫の状況が続いていたが、徐々にそれも緩和されつつあるようだ。
なお、参考指標となっているＮＡＨＢ住宅市場指数の６月調査分のデータは６カ月連続の低下を示していたが、予想とは一致していた。その辺も今回の下げ一服の予想に繋がっているようだ。
米新築住宅販売件数（4月）23:00
予想 59.3万件 前回 59.1万件（年率換算）
USD/JPY 135.08 EUR/USD 1.0536 GBP/USD 1.2287
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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