昨日の海外市場でドル円は143円台半ば前後から142円10銭台まで値を落とし、NY市場午後に142円台後半まで買い戻しが入って東京朝を迎えた。東京市場では若干上値の重い展開に。この後発表される米消費者物価指数が、エネルギー価格の上昇一服などを受けて伸びが鈍化すると見込まれており、ドル買いに慎重姿勢が見られた。
ドル円は午前中に一時142円30銭台まで。その後は142円台半ばを挟んでの展開が続いたが、ロンドン勢の本格参加を前にやや上値が重くなり、再び142円30銭台に。
ユーロドルは1.01台前半でのもみ合い。昨日の海外市場で1.0199まで上昇も、大台を付けきれず調整が入ったことで、上値トライに警戒感。この後の米CPIもにらみ、様子見ムードに。ユーロ円は144円半ば前後での推移。昨日は東京市場で143円台前半から145円70銭台まで上昇し、144円台前半に戻すなど荒っぽい動きを見せたが、今日は大きな動きの跡ということもあり、上下ともにやや動きにくい展開に。
MINKABU PRESS 山岡和雅