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ドル円は137円台に下落 ECB理事会や原油安を受けて米国債利回りが急低下=NY為替

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24

2022-07

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2022-07-24
市場予測
ドル円は137円台に下落 ECB理事会や原油安を受けて米国債利回りが急低下=NY為替
 ドル円はNY時間に入って戻り売りを強めており、137円台に下落している。この日のECB理事会や原油下落を受けて米国債利回りが急低下していることがドル円を圧迫している模様。ただ、きょうは日銀決定会合後の黒田総裁の会見を受けて円安が強まり、ドル円も138円台後半まで上昇する場面が見られていた。

 黒田総裁は会見で「金利を引き上げるつもりは全くない。今の円安はドルの独歩高。金利をちょこっと上げたらそれだけで円安が止まるとは到底考えられない」と述べていた。止めるには大幅な利上げが必要になり、経済に物凄いダメージになるとの認識を示していた。

 きょうは展望レポートも公表され、予想通りにインフレ見通しを上方修正していた。一方、GDP見通しについては、2022年度は2.4%に下方修正したものの、2023年度については逆に前回の1.9%から2.0%に上方修正していた。来年はリセッション(景気後退)の警戒感も高まっている中で意外感もあったが、現段階では中々、景気後退を織り込めないのかもしれない。

USD/JPY 137.97 EUR/JPY 140.56
GBP/JPY 164.96 AUD/JPY 95.10

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

 ドル円はNY時間に入って戻り売りを強めており、137円台に下落している。この日のECB理事会や原油下落を受けて米国債利回りが急低下していることがドル円を圧迫している模様。ただ、きょうは日銀決定会合後の黒田総裁の会見を受けて円安が強まり、ドル円も138円台後半まで上昇する場面が見られていた。

 黒田総裁は会見で「金利を引き上げるつもりは全くない。今の円安はドルの独歩高。金利をちょこっと上げたらそれだけで円安が止まるとは到底考えられない」と述べていた。止めるには大幅な利上げが必要になり、経済に物凄いダメージになるとの認識を示していた。

 きょうは展望レポートも公表され、予想通りにインフレ見通しを上方修正していた。一方、GDP見通しについては、2022年度は2.4%に下方修正したものの、2023年度については逆に前回の1.9%から2.0%に上方修正していた。来年はリセッション(景気後退)の警戒感も高まっている中で意外感もあったが、現段階では中々、景気後退を織り込めないのかもしれない。

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GBP/JPY 164.96 AUD/JPY 95.10

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