ポンドは対ドルで下落の可能性があるが、対ユーロでは上昇との見方も＝ＮＹ為替

　きょうは月末の取引ということもあり、ドル買いの動きが一服する中、ポンドドルは買い戻しの動きが出ている。前日は心理的節目の１．２５ドルを割り込む展開を見せていたが、きょうは１．２５６０ドル付近まで買い戻される展開。

　ポンドドルはさらなる下落の可能性が依然として根強いものの、英中銀の追加利上げへの期待から、ユーロに対しては上昇を拡大する可能性があるとの見方が出ている。ポンドが下落するとすればドルの動きによるところが大きいという。

　来週の英金融政策委員会（ＭＰＣ）では０．２５％の追加利上げが期待されている。ＥＣＢも早ければ７月にも利上げとの観測が出ているが、それでも英中銀とＥＣＢの金融政策の差は当面縮小しない可能性が高い。

GBP/USD　1.2553　GBP/JPY　162.94　EUR/GBP　0.8392

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美