今週はポンドを動かす材料がほとんどなく、先週のベイリー英中銀総裁の慎重姿勢を強調した発言が、FRBのタカ派トーンとの対照で、なお市場に響いている可能性がある。しかし、短期金融市場では、英中銀は年内にもう1.38%の利上げで織り込む動きが見られている。その場合、政策金利は2.00%を超えることになる。
一部からは、市場は今年の英中銀の利上げを楽観視し過ぎており、今後数週間でFRBと英中銀の格差が明確になり、ポンドドルは1.30ドル割れを試すリスクも留意されるとの声も出ている。
GBP/USD 1.3098 GBP/JPY 160.63 EUR/GBP 0.8431
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美