最近のポンドの上昇は、ドル買い一服とリスクセンチメントの改善によってもたらされているとの指摘が出ている。来週8月4日に英中銀の金融政策委員会(MPC)が予定されており、それまではポンド関連の大きな材料もないことから、もうしばらくリバウンド相場が続くとの見方も出ているようだ。
その来週のMPCだが、0.50%ポイントの利上げが有力視され、委員の投票行動は7対2が見込まれているようだ。ただ、3分の1は0.25%ポイントの予想も出ている状況。ベイリー英中銀総裁が将来の利上げにどのようなシグナルを発するか注目されるが、英経済の成長見通し軟化の中で、今回のMPC後は従来の0.25%ポイントペースの引き上げに戻し、2月までに政策金利を2.75%まで引き上げるというシナリオが有力視されているようだ。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美