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ユーロ圏のインフレは簡単には収まらないとの声も=NY為替

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2022-04

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2022-04-30
市場予測
ユーロ圏のインフレは簡単には収まらないとの声も=NY為替
 きょうのユーロドルは下げが一服しており、1.05ドル台での推移となっている。NY時間に入って再び1.05ドル割れを試す動きが見られたものの、本日は月末ということもあり、日本時間0時のロンドンフィキシングにかけてドル売りが強まり、ユーロドルは1.05ドル台半ばまで買い戻されている。ただ、全体的に上値の重い展開に変化はない。

 きょうは4月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)の速報値が発表になっていたが、前年比7.5%と高い伸びを示していた。市場からは、ユーロ圏のインフレは簡単には収まらないとの声も出ている。ウクライナ危機により、エネルギー価格がしばらく高止まりしそうな気配があるうえ、最近の中国でのロックダウンによって、サプライチェーン問題が悪化している。その結果、生産コストが上昇し、企業によっては、これまで以上に消費者に転嫁する可能性があるという。エネルギー価格の上昇幅が年内に大幅に縮小したとしても、インフレが再び7%を下回るのは、恐らく年後半になるという。

ユーロ圏消費者物価指数(HICP)(概算値速報)(4月)18:00
結果 7.5%
予想 7.5% 前回 7.5%(前年比)
結果 3.5%
予想 3.2% 前回 2.9%(コア・前年比)
結果 0.6%
予想 0.5% 前回 2.4%(前月比)

EUR/USD 1.0546 EUR/JPY 136.82 EUR/GBP 0.8395

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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