円の年初来下落率が過去最大を記録する勢い カナダECB利上げでドル円一段高の可能性 日銀はオペ増額
日銀は黒田総裁が在任中はハト派姿勢を維持。政策修正の可能性は非常に低いことから海外勢が安心して円を売っている。円はドルに対し、年初来で20%近く下落しており、このまま行けば年初来下落率が過去最大を記録する。きのうの豪中銀に続き、きょうのカナダ中銀、あすのECBの利上げを受け、円は主要国通貨に対し、さらに下落することが予想されおり、ドル円は1ドル=150円まで円安が加速するとの見方が強まっている。
歴史的な円安水準にあっても日本の当局者はせいぜい三者会合を開き、円安牽制発言があるくらいで、為替介入はないと海外勢は見ている。
日銀は7日、長期金利が日銀が上限とする0.25%程度に迫ったため、残存期間5年超10年以下の国債買い入れオペを予定額の5000億円から5500億円に増額した。オペ増額に対する市場の反応は限定的だったが、欧米時間に海外勢が反応する可能性も。
日銀は黒田総裁が在任中はハト派姿勢を維持。政策修正の可能性は非常に低いことから海外勢が安心して円を売っている。円はドルに対し、年初来で20%近く下落しており、このまま行けば年初来下落率が過去最大を記録する。きのうの豪中銀に続き、きょうのカナダ中銀、あすのECBの利上げを受け、円は主要国通貨に対し、さらに下落することが予想されおり、ドル円は1ドル=150円まで円安が加速するとの見方が強まっている。
歴史的な円安水準にあっても日本の当局者はせいぜい三者会合を開き、円安牽制発言があるくらいで、為替介入はないと海外勢は見ている。
日銀は7日、長期金利が日銀が上限とする0.25%程度に迫ったため、残存期間5年超10年以下の国債買い入れオペを予定額の5000億円から5500億円に増額した。オペ増額に対する市場の反応は限定的だったが、欧米時間に海外勢が反応する可能性も。