円が対主要国通貨で下落。特に目立った円売り材料はなく、先週末の円買い介入で急落したクロス円を東京勢が買い戻しているもよう。日本政府の介入の効果は一時的で、ドル円は再び150円に向かって上昇するとの見方が強い。今週の日銀会合で黒田総裁は金融緩和継続の必要性を改めて主張する見通し。一方、FRBはインフレ抑制に向け積極利上げを続ける見通し。
ドル円は147.40円台から一時149.02円まで上昇した。豪ドル円は94円ちょうど付近から95.40円台まで上昇。ユーロ円も145円ちょうど付近から147.30円台まで急伸している。ポンド円は166.70円台から169.80円台まで約2円の上げ。ジョンソン前英首相が不出馬を表明したことがポンド買いにつながっている。