明日はECB理事会が予定されている。ウクライナ情勢によるユーロ圏経済への影響に不確実性が強まる中で、今回は政策自体に大きな変更はないもの見られている。しかし、市場では今後の引き締めのシグナルをさらに発信すると見られている。ECBは資産購入プロフラム(APP)の終了時期をより具体的に示し、恐らく夏の間に設定するという。そして、ラガルド総裁は利上げに対する市場の期待に明確に反論することはなく、9月の利上げ開始に道を開くと思われているようだ。
市場では、年内2回以上の利上げを想定する動きが出ているものの、今年については利上げは0.25%ずつ2回の利上げに留め、-0.50%の中銀預金金利をゼロに戻すことが限界との見方もあるようだ。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美