為替相場まとめ9月5日から9月9日の週 - Interstellar Group Japan
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為替相場まとめ9月5日から9月9日の週

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10

2022-09

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2022-09-10
市場予測
為替相場まとめ9月5日から9月9日の週
 5日からの週は、週の半ばにかけてドル高円安の動きが強まった。2日の米雇用統計の堅調な結果もあり140円台に乗せて始まったドル円は、週明け米国が祝日で参加者が少なかったこともあり、比較的落ち着いた動きでスタート。もっとも、雇用統計の好結果を受けて米短期金利市場では今月の米FOMCで0.75%の利上げを実施するとの見通しが広がり、2日の米雇用統計直後の高値を超えると一気にドル買い円売りが加速。6日の米ISM非製造業景気指数の好結果なども支えとなり、143円台を付ける動きに。その後もドル買い円売りの勢いは止まらず、7日には一時144円99銭前後まで上値を伸ばす場面が見られた。145円を付けきれずに値を落とすと、その後は144円を挟んでの推移に。143円台前半まで落としたところで、パウエル米FRB議長が積極利上げの継続に前向きな発言を行ったことなどから144円台半ば近くまで戻すなど、ドル買いの勢いが継続するように見えた。しかし、急激なドル買い円売りの動きに警戒感が高まる中、週末を前に調整が入る展開。黒田日銀総裁が1日に2円も3円も動くのは急激な変化と、円安のスピードに警戒感を示したことなども材料に141円台半ば近くまで一時値を落としている。ドル全面高基調の中、6日に0.9860台を付けたユーロドルは、その後買い戻しが強まり1.01台まで。ECB理事会が0.75%の利上げを実施。今後も大幅利上げを続ける可能性を示唆したことでユーロの買い戻しが強まった。トラス新政権が誕生した英ポンドは、ドル高の勢いに押されて7日に1.1400台を試す動きを見せたが、ユーロドルの買い戻しに連れ高となったことに加え、新政権下での経済対策への期待感などもあり、1.16台半ば近くまで買い戻しが入った。

(5日)
 東京市場は、ドル円が堅調に週明けスタートを切った。先週末に米国の積極的な利上げ期待から上昇したドル円相場。米雇用統計直後のドル買いに140.80近辺を付けた後、いったん利益確定の売りに押され、140円割れをトライし、少し戻して週の取引を終えた。週明けもドル高円安の流れが継続。利益確定の動きが一服し、ドル高基調に復する展開。週末のG7財務相・中央銀行総裁会議において、鈴木財務相は為替については自分も含め話が出なかったと発言しており、円売りにつながっている面も。140.50付近の高値をつけたあとは調整が入ったが、下値はしっかり。ユーロドルは前回付けた0.9901の安値を割り込み、20年ぶりの0.98台を付ける動き。欧州のエネルギー問題が重石に。先月末から3日間のメインテナンスに入り、当初3日から再開予定となっていたロシアとドイツを結ぶ天然ガスパイプライン「ノルドストリーム1」について、ロシアはガス漏れがあるなどとして再開延期を2日に発表。金曜日NY市場午後の1.0030前後から0.9950割れまでのユーロ売りを誘った。朝は対円での買いが目立ったユーロ円は、その後のユーロ売りに上値を抑える展開となり、軟調。

 ロンドン市場は、ドル買い先行もその後は一服している。東京午後からロンドン朝方にかけて、ユーロドルは0.99台を割り込むと、安値を0.9878レベルまで広げた。20年来の安値水準となっている。週末にロシアが欧州向け天然ガスパイプライン「ノルドストリーム1」の再開を無期限で延期と発表したことが失望売りにつながった。週明けの欧州株式市場では独DAX指数などが大幅安で取引されている。ただ、ユーロ売りの動きには調整が入り0.99台前半へと買い戻されている。ユーロ円も138.69近辺に安値を広げたあと、139.64レベルに高値を更新。ポンドドルも同様に、朝方に1.1444近辺に安値を広げたあとは買戻しに転じて1.1530近辺に高値を伸ばしている。ポンド円は160.63近辺の安値から161.76近辺に高値を更新。ドル円は序盤に140.60近辺に高値を伸ばしたが、先週末につけた高値140.80レベルには届かず、その後は140.50付近での揉み合いとなっている。欧州通貨に買い戻しが入っているが、材料的には欧州のエネルギー危機が一段と深刻化、英国ではこのあとの英保守党党首選の結果発表をへて、新たな首相の政策へと不透明感が広がっている。トラス外相がスナク財務相に勝利するとの見方が濃厚。トラス氏は付加価値税の減税措置を看板に掲げているが、市場ではインフレ高進を警戒しており冷ややかな目で見ているようだ。

 NY市場はレーバーデーの祝日のため休場。

(6日)
 東京市場は、ドル円が堅調。午前中から下値しっかりの展開だったが、午後に入ってから円売りが加速。直近高値を上回ると24年ぶりの141円台乗せとなった。仕掛け的な円売りでストップロスを巻き込む動きへと連鎖した。ユーロ円は140円が重かったがドル円の上昇加速とともに140.50近辺へと上昇。クロス円でも円売りが入った。豪中銀は市場予想通り0.5%ポイントの利上げを発表。調整売りが入っていた豪ドルは対円で65.50付近に軟化していたが、円売りとともに96円台をつけた。対ドルでは上値が重く、0.68台前半から0.68台割れへと下落。

 ロンドン市場は、ドル円が141円台後半に高値を伸ばしている。東京朝方に140.25近辺に下押しされたあとは、終始堅調な動き。東京午後の豪中銀の利上げ発表後、米債利回りの上昇とともに141円台に乗せた。ロンドン時間に入ると欧州株や米株先物の反発の動きもあってクロス円とともに一段と上昇、高値を141.86近辺に伸ばした。その後も141円台後半に高止まり。市場では豪中銀をはじめとして、明日のカナダ中銀、8日のECBなど主要中銀の大幅利上げの動きが想定されるなかで、頑として動かない日銀との対比が意識されたか。円売りが進行するなかで、ユーロ円は一時141円台乗せ、ポンド円は164円台乗せまで上伸。豪ドル円は96円台乗せと比較的値動きは限定的。対ドルではポンドドルが1.15台半ばから1.16台乗せでの振幅となる一方、ユーロドルは0.9986近辺まで買われたあとは0.9920台へと安値を広げる不安定な振幅だった。対ユーロでポンドが買われている。きょう就任するトラス英新首相のエネルギー支援策が好感された面が指摘される。1300億ポンド規模でエネルギー料金を凍結する計画と報じられている。

 NY市場では、ドル円が一段高。一時1998年8月以来の143円台乗せとなった。143円付近にはオプション勢の防戦売りも観測されているようだが、ロング勢に後退する気配はない。市場からは、インフレ抑制に強硬なFRBと米エネルギーの自給自足から、今年のドルは上昇が続く可能性が指摘されている。8月のISM非製造業景気指数が56.9と2カ月連続の上昇となったこともドル買いを加速させた。インフレ圧力は引き続き緩和傾向を示す一方で、新規受注や雇用が上昇。ユーロドルは売りに押されて一時0.9865付近まで下落。依然として下値模索が続いている状況。ポンドドルはロンドン時間に1.16台を回復していたが、NY時間にかけて戻り売りが強まり一時1.15台を割り込んだ。ただ、対ユーロや対円では底堅さがみられ、先週までの軟調な動きは一服している。トラス新首相が、政府保証が付いたエネルギー業者への融資を活用した1300億ポンドのエネルギー料金凍結計画をまとめたと伝わった。それにより、同首相が公約に掲げている減税策が最終的にインフレを悪化させるとの懸念や、エネルギー料金高騰により英経済が深刻な不況に入るとの懸念も一服している。

(7日)
 東京市場は、ドル高・円安の流れが加速。ドル円は一時144.30台まで上昇。その後144円割れまで調整も、再び144円台を付けるなど、しっかりした値動きが継続した。急速な値動きに対する警戒で円買いが入る場面もあったが、すぐに買いが入る展開。松野官房長官が、従来からの円安けん制発言も、円安はインバウンドに有利といった発言もあり、海外勢からは円安容認と捉えられた面も指摘された。急速な円安進行は一部ファンドからの仕掛けとの観測もでていた。ドル円とともにユーロ円は141円台前半から142円台乗せ。振幅を伴いながらも午後には142.60台まで上値を伸ばした。ユーロドルはドル買いに押されて0.99ちょうど付近から一時0.9870台まで下落。その後は0.99台を回復と方向性に欠けた。あすのECB理事会での大幅利上げ観測で、下値に買いが入った面も。

 ロンドン市場は、ドル円の上昇が継続。東京午後に144.38レベルの高値をつけたあとはしばらく144円を挟む揉み合いが続いた。ロンドン序盤は米債利回りの上昇も一服。しかし、ロンドン昼に向けて再びドル円は動意付き144.80近辺に高値を更新。24年ぶりの高値水準を付けている。クロス円もじり高となり、円が全面安商状となっている。ユーロ円は163円台乗せ、豪ドル円は97円台乗せ、カナダ円は110円の節目水準に上昇。そのなかではポンド円の上昇は鈍い。166円付近まで買われたあとは、165円台円半ばに反落している。ポンドドルが1.15台乗せから1.1420付近へと下押しされ、対ユーロでもポンドが軟調に推移している。一連の英中銀高官による議会証言では、昨日発表されたトラス新首相のエネルギー価格上限設定法案のインフレ抑制効果が期待された。英2年債利回りが低下、英利上げペース鈍化観測がポンド売りの背景となっているようだ。

 NY市場では、ドル円が143円台に伸び悩んだ。朝方には144.99近辺まで買われ、145円台を試す動きがみられた。98年8月以来の高水準。このところのドル高の勢いに、一旦ロングポジションを解消していたファンド勢や投機筋の買い戻しが活発に入っているもよう。それに伴いテクニカル勢も追随したようだ。買いが買いを呼ぶ展開。しかし、145.00近辺ではオプション関連の売り注文観測などで上値を抑えられた。取引後半になって143円台へと急反落した。特段の材料は見当たらないが、きょうは原油相場が81ドル台に急落し、それに伴い米国債利回りも急低下した。一方、米株式市場はダウ平均が急反発するなど、このところの値動きの巻き返しが強まる中、ドルも戻り売りに押されたようだ。ユーロドルはNY朝方に0.98台に下落していたが、終盤になってパリティ(1.00ドル)を回復した。ポンドドルは一時1.14ちょうど付近まで下げ幅を拡大し1985年以来の安値水準に下落したが、1.15台に急速に買い戻されている。カナダ中銀は予想通りに0.75%ポイントの利上げを実施。政策金利を3.25%まで引き上げた。声明では「インフレを鑑みれば、追加利上げが必要になる」と追加利上げの可能性も示唆している。ただ、大方の予想通りであったこともあり、カナダドルは小幅な反応に留まった。

(8日)
 東京市場で、ドル円は不安定な振幅後、調整の動き。前日の海外市場で144.99レベルまで上昇した後、1円以上調整が入り、143円台後半で東京朝を迎えたドル円。朝はいったんドル買いが強まり、144.55近辺まで上昇。ドル高の勢い継続を意識させた。しかし、その後は調整が入り、再び143円台に。午後に入って143.70台を付けた後、144円台を回復したところで、16時45分からの日銀、財務省、金融庁の3者協議が行われることが報じられ、円買いの動きで143.50台を一時付けた。ユーロドルは昨日の海外市場で0.98台後半を付けた後、ドル高調整に1.00超え。ドル円同様に午前中はドル買いの動きで0.9980前後まで下げたが、午後に入ってドル売りが優勢となり1.00を回復。

  ロンドン市場は、前日からのドル安圏で取引されている。ドル円は前日に144.99レベルで上値を止められたあとは、上値重く推移。東京午後に財務省、金融庁、日銀の三者会合が開催されると報じられると、円安対応が出るのではとの思惑で一段と売り圧力が広がった。144円台割れから下値を模索。ロンドン序盤に三者会合後に神田財務官が会見。ドル円は一時143.43レベルまで下落も、すぐに144円台に戻した。その後は143円台後半と前日からのドル安傾向が上値を抑えている。神田財務官からは新味のある内容は聞かれず、前回6月会合からの基本認識に変化はなかったということで声明文も発表されなかった。ユーロドルは1.00を挟んだ上下動。ロンドン序盤に0.9977近辺まで反落も、足元では1.00台に再び乗せている。ポンドドルはやや上値が重い。東京早朝につけた1.1541近辺を高値に売られ、ロンドン序盤には1.1476近辺まで下押し。その後は1.15台を回復も、高値を試す勢いはみられず。ユーロ買い・ポンド売りがじりじりと進行している。トラス英首相のエネルギー価格上限設定が短期的にはインフレを抑制するとの見方からポンドの上値が重くなっているもよう。

 NY市場は一時144円台半ば近くまで。ロンドン市場からの調整を受けてNY朝も上値の重い展開となったが、米ケイトー研究所でのディスカッションに参加したパウエル議長が、「インフレ抑制の任務が完了するまで一直線で行動する」など、積極的な利上げの継続を示唆したことで、ドル買いが進み、144円台をしっかり回復した。今月の米FOMCでの0.75%ポイントの利上げ見通しが、議長発言で強まる形となり、短期金利先物市場動向からの利上げ確率を示すCMEFEDWATCHでは80%以上が0.75%利上げを見込む動きとなっている。ロンドン市場でECBの大幅利上げが下値を支えたユーロドルでもドル買いが進み、0.99ドル台半ばまで。ポンドドルが1.1460ドル前後まで値を落とすなど、ドルは全面高の動きを見せた。
 
(9日)
 東京市場は調整が広がる展開となった。午前中はドル売りの動きが優勢に。ドル円が144円台を割り込み143円50銭台まで。朝方は1.0000を割り込んでいたユーロドルが1.0080台を付けるなどの動きに。週末を前にドル買いポジションに調整が入った形。その後は円買いが優勢な展開となり、ドル円はさらに大きく値を落とした。きっかけとなったのは午前中に岸田首相と官邸で協議を行った黒田日銀総裁の発言。総裁は1日に2円-3円動くのは急激な変化と認識、今後も為替相場を注視するなど、過度な動きを警戒する姿勢を示した。この発言を受けてドル円は143円の大台を割り込んで売りが強まる展開となり、142円台前半まで。午前中とは違い円買いが主導したことでクロス円も軒並みの売りとなり、午前中にユーロドルの上昇もあって144円70銭台を付けていたユーロ円が143円60銭台を付けるなどの動きに。

 ロンドン市場でドル円はもう一段の調整が入った。東京午後に142円台半ば前後を付けた後、いったんは143円台を回復も、再びドル売り円買いの動きに。東京午後の安値を割り込んで売りが加速し、142円の大台も割り込んで141円50銭台まで値を落とした。黒田総裁発言をロンドン勢も材料視したことに加え、週末を前にしたポジション調整の意識もドル円の売りにつながった。安値を付けた後は142円80銭前後まで1円30銭近い買い戻し。その後142円20銭前後まで下げるなど荒っぽい動きが続いた。ロンドン市場でのドル円の下げは、東京午後の円買い主導の動きに対して、ドル売りと円買いがともに入るものとなり、ユーロドルはユーロ高ドル安に。1.01の大台を回復する動き。その後ドル円の買い戻しが入る局面ではユーロ売りドル買いが強まり、1.0030台まで値を落とすなど、こちらも不安定な振幅を見せた。

 NY市場では一服したものの、きょうはドルの戻り売りが強まった。ドル円も急速に戻り売りに押され、ロンドン時間には141.50付近まで急落する場面も見られた。東京時間に岸田首相が日銀の黒田総裁と会談し、最近の急速な円安進行をけん制した。市場は日銀がスタンスを変えたり、為替介入が実施されるとは見ていない。ただ、過熱気味だった円安に対する調整にはちょうど良いきっかけになったのかもしれない。

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