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米2ー10年債に一時逆イールド示現 景気後退の予兆か=NY為替

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2022-03

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2022-03-30
市場予測
米2ー10年債に一時逆イールド示現 景気後退の予兆か=NY為替
 NY時間の終盤に入ってドル円は122円台後半での推移となっている。きょうの市場はウクライナ危機の停戦に向けた楽観的な雰囲気が強まっており、為替市場はドル売りが強まっている。この日にトルコで行われたウクライナとロシアの交渉が停戦への期待感を高めている。ドル円は一時122円ちょうど付近まで下落していたが、122円台はサポートされている。

 米2年債利回りが10年債を上回り、一時逆イールドの現象が見られた。3年債や5年債と10年債の逆イールドは見られていたが、2-10年債は米中貿易摩擦が悪化した2019年以来。その前では2006年ー2007年のリーマンショック前に発生している。市場では、FRBの積極利上げが景気後退を引き起こす可能性があるという見方が一部で出ているが、その見方を強化する動きではある。
 
 市場からは、歴史的に見ると逆イールが発生せずに景気後退が起こることはなく、反転は将来の景気後退を予測する材料になる可能性が高いとの指摘も出ている。しかし、そのタイミングは未知数で、最大2年かかるケースもあるという。

米国債利回り
2年債   2.373(+0.045)
10年債  2.387(-0.072)
30年債  2.506(-0.034)
期待インフレ率  2.883(-0.070)
※期待インフレ率は10年債で算出

2-10年債のスプレッドは1

USD/JPY 122.84 EUR/USD 1.1075 GBP/USD 1.3073

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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