きょうは英国立統計局(ONS)が6月の公的部門純借り入れを発表していたが、債務の利払いは194億ポンドでこれまでの最高記録の2倍以上に膨らんだ。物価連動債の指標である小売物価指数(RPI)が4月に大幅な上昇だったことを反映したとしている。前年比で103億ポンドの増加。
政府借入金は229億ポンドと、前年比41億ポンド増となり、記録開始以来の2番目の高水準となった。これは英予算責任局(OBR)の予測を6億ポンド上回っている。
市場からは、英消費者物価指数(CPI)が6月の9.4%から10月に約12%まで上昇し、生活費危機が深刻化した場合、次期首相の家計救済策は制限される可能性があるとの指摘も出ており、利払い急増はポンドにとって圧迫要因と見られているようだ。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美