ロンドン市場は、前日からのドル安圏で揉み合っている。このあとのECB理事会の結果発表およびラガルドECB総裁会見、米小売売上高など一連の米経済指標発表を控えて模様眺めとなっている。ドル円は一時125.09レベルまで一段安となったが、その後は125.40近辺へと下げ渋り。ユーロドルは東京市場でのじり高の動きを受けて、朝方に1.0923レベルに高値を伸ばした。その後は1.09台前半で高止まりに。ポンドドルも同様に1.3147レベルまで買われたあとは1.31台前半で揉み合っている。いずれも前日からのドル安圏での推移。米10年債利回りは2.65%台まで低下する場面があったが、その後は2.71%近辺まで上昇し、方向性に欠ける振幅となっている。ドル指数は続落しており、ドル高の流れは一服している。
ドル円は125円台前半での取引。前日の下落の流れを受けて、ロンドン序盤には125.09レベルまで下落した。しかし、125円台は維持されており、125.40付近まで下げ渋っている。このあとのNY市場では米小売売上高、同輸入物価指数、新規失業保険申請件数、ミシガン大消費者信頼感指数などが発表される。
ユーロドルは1.09台前半での取引。前日からの反発の流れが継続しており、ロンドン朝方には1.0923レベルまで高値を伸ばした。その後はECB理事会待ちとなり、1.09台前半で揉み合っている。ユーロ円は136.94レベルまで買われたあと、136.40台まで反落。その後は再び136円台後半へと買われている。東京市場からは目立った水準変化はみられていない。対ポンドではややユーロの買い戻しが入っている。
ポンドドルは1.31台前半での取引。前日の反発の流れが継続し、ロンドン朝方には高値を1.3147レベルまで伸ばした。ただ、高値水準で売買は交錯しており、ロンドン時間は揉み合い商状が続いている。ポンド円はドル円の下落局面で164.20台まで下押しされたあとは、164.80付近まで買い戻された。ユーロ円と同様に東京市場からの取引水準で売買が交錯している。ユーロポンドは前日の下落にやや調整が入っている。0.8300近辺で下支えされると0.8310台へと小幅上昇。
minkabu PRESS編集部 松木秀明