パウエル議長の講演を受けて今後の積極利上げへの期待がやや強まっている。もっとも、9月のFOMC出の利上げ幅についてはデータ次第という前回FOMCで示された姿勢が強調された。来週の米雇用統計、その後の米消費者物価指数など次第の面が大きいだけに、上値追いにも慎重。
湯^ロドルは0.9980台での推移。講演前に1.0070台まで上昇。その後の振幅局面で1.0090前後まで上値を伸ばした後、0.99台に落としてきている。ドル全面高基調を意識される展開に。
ポンドドルも講演までにいったん上昇し、ロンドン市場の1.1770台から1.1880台まで。その後の振幅で1.19を付ける場面も、直近の1.1750台まで値を落とすなどドル高基調が続いている。9月のECBで大幅利上げの期待がここに来て広がっており、ユーロポンドでのユーロ買いポンド売りが出ている分、ユーロドル以上に対ドルでも上値が重い。
MINKABU PRESS